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ルフランの地下迷宮とアニメ絵

 最近買ったロールプレイングゲームが2本。
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 『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』と『ダーケストダンジョン』である。前者は、一見オーソドックスなダンジョンRPGながらゲームシステムが凝っていて、これまでにないパーティ制や成長システム等を採用している。これがプレイヤーに快適さを提供しつつリスクと成果が表裏一体になっていて、よりレベルの高いプレイをしようという気にさせるところが楽しいゲームだ。一方後者は、ジリジリと削られるようなストレスと危機感を常に感じつつ、ギリギリのところで戦闘を切り抜ける緊張感主体のゲームで、人を選ぶ作りではあるが、僕の好きなタイプのゲームに仕上がっていておもしろい。
 
 現在、どちらも並行してプレイして少しずつ進めているような状況であるが、プレイしながら(それほど大きな問題ではないが)気になるのが、ゲームの絵柄である。あからさまにアニメ絵の『ルフラン〜』の方が、個人的に好みに合わないな、と常に感じながら遊んでいる自分がいるのだ。『ダーケストダンジョン』の方は、ダークで重苦しい雰囲気の絵柄ながら、どこかコミカルで、このゴシックな感じは実に好みである。
 
 別に、アニメ絵のゲームがダメだとか、そういう狭量な話をするわけではなく、いつの頃からかアニメ絵(のゲーム)をかなり受け付けなくなっている自分に意外さを感じているのである。昔はどちらかと言えば、セル画みたいな絵のゲームが好きだったような気がするのだが、いつの間にかそういう絵を見ただけで購入の選択肢にすら入れないようになっていて、これは一体どういうことなのかと自分のことながら疑問に感じる。もっとも、ゲームが面白ければ絵柄なんかあまり気にしないつもりではいて、だからこそ『ルフラン〜』を買ってプレイしているわけだが、正直言うと「これで絵がもう少し〜」とか「声や台詞の掛け合いももう少しなんとか〜」などと考えてしまうのだ。
 
 こういうのを、今まで受け入れられていたものが受け入れられなくなる感性の老化というのかと、少々ショックを感じているのだが、実は感性が広くなって様々なものを受け入れるようになったからこそ、好みが変化してきたのかとも感じていて、自分自身でもそこのところがよくわからなくなっている。これから歳を重ねると、さらにこの感性は変化していくのか、それとも、もう一定の価値観に固定されて今後はあまり変化がないものなのか、我ながら日々興味深いテーマなのだ。数年後に、また考える機会があるのかもしれない。