MOONMADNESS / CAMEL

ぼくの大好きなバンド、CAMELの4thアルバム。1976年のリリース。
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初期のCAMELは、アルバムジャケットからバンドのサウンド、ヴォーカルに至るまで、本当に美しいイメージで統一されていて、いろいろ納得しながら（？）聞いて、それでいて五臓六腑にしみわたるような鮮烈なポップメロディを聞かせてくれる凄まじいバンドだ。
　
CAMELの素晴らしいところは、歌ものも十分に聞かせてくれるバンドでありながら、インストパートをたっぷりと入れて、歌うために曲があるというよりは、幻想的な一風景を表現するために、もっとも適した楽曲にしたらインストが増えましたみたいなスタンスを取っているところである。結果的に、初期の作品ではインスト曲が多いのだが、だからと言って飽きることもなく、単調に陥ることもなく、あくまで表現のための音楽をやっているところが実に好ましいのだ。
　
曲によっては完全にフュージョン的な爽やかさなんだけど、フュージョン苦手なぼくも、これなら納得して聞けるドラマ性があるのだ。まあ、ちょっと都合いい言い方だけど。（笑）
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