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WORSHIP MUSIC / ANTHRAX

リリースからちょっと時間経ってるけどようやく購入。

Worship Music

Worship Music

ヴォーカルにジョーイ・ベラドナが復帰したニューアルバム。
神秘的かつ呪術的なオープニング"Worship"から一気にスラッシーな"Earth On Hell"になだれ込む冒頭は初期のANTHRAXを思わせつつ、複雑なリズム変化を含む完成度の高いスラッシュメタルを聞かせてくれる。
しかし、アルバム全体を通して聞いてみると、単に原点回帰したわけではなく、驚くほどメロディアスでドラマティックな"Fight'em 'Til You Can't"のような曲を含んでいたり、ダーク&ヘヴィな"I'm Alive"で重々しいノリを表現したり、実に充実した内容だ。
そうかと思えば、ストリングスを使用した"Hymn 1"から哀愁すら感じさせる"In The End"への流れなどは思わず聞き入ってしまう。
ラストにはザクザクと刻むリフが心地よい"Revolution Screams"が配置されている構成もよい。
激動のメタルシーンをくぐり抜け、様々なサウンドを消化してきたベテランならではのアルバムでした。