バーチャルコンソール
今日は待ちに待った「ムジュラの仮面」の配信日。
ゼルダの伝説シリーズの中でも屈指のマゾさを誇る名作だ。
でもちょっと平日に気合い入れてプレイするにはヘヴィな難易度なので、とりあえずアーケードで「イシターの復活」を落としてみた(笑)
イシターの復活はドルアーガの塔の続編で、アーケードにRPG的要素を大胆に取り入れた野心作だ。
最初にイニシャル入力。このイニシャルによって、キャラクタの成長を保存するためのパスワードが変化してくる。
今回は、前作の主人公ギルと、塔の60階でギルに助けられたカイの二人を操作して、ドルアーガの塔から脱出するというストーリー。
ステージにはどこか前作の面影が残っているが、基本的には新しいマップと新しい敵で展開する。
カイは魔法で、ギルは剣で戦うという、由緒正しいファンタジーRPGスタイルを取ってはいるが、はっきり言ってギルはおまけ。
剣では倒せない敵も多いので、ほとんどはカイが敵を倒していくことになる。
イシターの復活はドルアーガの塔のような面クリアタイプのゲームではない。
迷路の中の扉が、どこの部屋とつながっているかを調べながら出口を探すという探索型のゲームになっている。
鍵を見つけたら、その鍵に対応する扉がどこかを探す必要があるのだ。
鍵と扉の対応は、一部を除いてランダム要素は無い。何回プレイしても同じ手順でクリアできる。
逆にそれを利用して、レベル上げをする必要すらあるのだ。アーケードゲームなのに!
扉を見つけたら、カイとギルの二人がそろって扉に入らなければ次の部屋には行けない。
ギルを操作してくれる相棒がいればいいのだが、一人でプレイしているときは2本のレバーでカイとギルを操作しなけらばならない。
そうなると、どうしても脇役のギルはスクロールアウトされてしまうのだが、ここで「Call Gil」という魔法を使うと、画面外に消えているギルをカイの隣に呼び寄せることができる。
はい、二人で脱出〜
次に入った部屋の名前とパスワードが表示される。
次回以降、このパスワードを使って、途中の部屋からプレイすることができる。
ドルアーガの墓と名付けられた部屋。ドルアーガのモニュメントが壁に埋め込まれている。ドルアーガよ、安らかに……
部屋によって敵の配置は決まっているが、中には懐かしい敵の姿も。これは最ザコだったグリーンスライム。
ちなみに敵の名前もある魔法を使うことで識別できる。さすが遠藤雅伸だけあってウィザードリィライクだ。
ギルは画面右下のHP表示が0にならない限りは戦えるが、カイが敵に触れると基本的には即死だ。
それを避けるために魔法「Protection」でバリアを張ることができる。ブルーナイト発見!
ナイト系の敵はカイにはちょっと荷が重い。ナイト系を倒せる呪文も存在するのだが、まだそれを使えるまでにはレベルアップしていないため、ここはギルに戦ってもらう。
もちろん、敵と接触することで減少するギルの体力を回復するためにも、カイの魔法を駆使しなければならない。
しかし、ギルの操作を誤ってナイトを逃すと、カイは一気に窮地に追い込まれる。
カイが敵に触れるか、ギルのHPが0になるとゲームオーバー。
ここで表示されるパスワードが、カイとギルの成長の証だ。
ボタンを押すことで画面左下に表示される魔法のアイコンが増えている。
レベルアップしてカイの魔法が増えたのだ。
こうやって敵を倒してレベルアップし、多くの魔法を手に入れたり、ギルのHPを上げたりすることで、さらに強力な敵を倒し、部屋を進んでいくことができる。
正直、ゲーセンで100円を何枚も投入してプレイするのはどうかと思うゲームだったが、こうして家庭用ゲーム機でプレイしてみるといろいろ試しながら遊べそうだ。
もう20年以上前のゲームだというのに、実に斬新。2人のキャラの同時操作はちょっと難しいが、魔法を駆使して迷路を制覇していくゲームシステムはなかなか面白いのでおすすめのゲームだ。