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CONDEMNED PSYCHO CRIME

ゲームのタイトルがややこしい。売ろうという意気込みが全然感じられない(笑)
キャプ画像がないのであまりゲームの雰囲気は伝わらないかも知れないが……『バイオハザード』とか『SIREN』とか『SILENT HILL』とかとまた違った怖さ。

主人公(プレイヤー)はFBIの捜査官。殺人事件の調査に廃ビルを訪れ、そこでマネキンと向かい合わせに座らされた変死体を調査しなければならない。ノリとしては映画『セブン』とか『SAW』とかそんな感じをイメージしてもらって間違いない。

ご多聞に漏れず現場を案内してくれる地元の警官は間抜けでFBIに冷たい(笑)真っ暗なビルの中で懐中電灯の電池が切れたり、現場の怪しい物音に部下を伴ってさっさと調査に歩き回ってしまったり、とにかく『やめてくれよ〜』と言いたくなる行動で雰囲気を盛り上げてくれる。

あんまり書くとネタバレなのだが、薄暗いビルの中を懐中電灯ひとつで歩き回るのはゲームとは言え正気の沙汰とは思えない。サスペンス映画で何か出てきそうなシーンが延々と続くときの胃が痛くなるような緊張感が続くゲームだ。しかも画面内の捜査官は自分が操作しない限り話が進まないし(笑)

惜しいのは、ハイデフで汚らしいビル内を美しく(?)描画しているにもかかわらず、移植に際して日本語フォントだけが本当に汚いこと。ちょっと手抜きだ。