ついにこの日が……アーケードアーカイブスでダライアスが配信になりました。
ダライアスが登場した当時、友人のクボタ君(仮)に誘われてウィルトークタイトーへ出かけたぼくは、地響きのような低音に巨大な筐体を震わせるダライアスに出会ったのでした。
3つの画面を、ハーフミラーを使うことで継ぎ目なくつないだ水槽のような画面。
その中を縦横無尽に暴れまわる魚介類をモチーフにしたメカニカルなボス。
そして、FM音源らしい金属的な合成音をふんだんに使用した楽曲が、当時のゲーム少年たちを魅了したのです。
そのダライアスが、自宅のリビングで遊べる日が来ようとは。
しかも、昨今の大画面液晶の普及で、すでに当時のオリジナル筐体を凌駕する巨大なゲームフィールドが実現してしまうという贅沢さ。
いろいろな考え方はあるでしょうが、ゲーセンの古くなってハーフミラーの境目がずれてきた、あるいは3つの画面の色調がバラバラになってきたイマイチな筐体と違って、本当に横に3画面分の長さでプレイできるのです。
ある意味、ダライアスの完成形がここに誕生したといえるのではないでしょうか。
ちなみに、アーケードアーカイブスでは、3つの画面が微妙にずれたり、色合いが違っている雰囲気もエミュレートする力の入れよう(笑)
21世紀に生きていてよかったと思わせる1作です。