先日書いた『オトメディウス』の記事についてid:orz_skyworkerさんに突っ込みをいただいたので反論を。
そんな馬鹿な!
僕はむしろ段幕系のシューティングの方が時代を読めてない気がしますよ。
弾幕系シューティングが時代を読めているかいないかはわからないが、オトメディウスの動画を見る限り『カプセル取ってゲージを進めてボタンでパワーアップ』ってシステムがそのまま使われているようで。
もちろんこのパワーアップシステムがグラディウス〜パロディウスのアイデンティティを確立している部分ではあるのだろうけど、散々シューティングをプレイしてきた身からすると今どきこのパワーアップシステムはかったるい。
そして一から積み重ねるタイプのこの手のパワーアップは一旦死ぬと復活が死ぬほど難しいという宿命を背負っているわけだ。復活が熱いという意見もあるだろうけど、個人的にはもうご勘弁願いたい。これは歳とともに根気が無くなってきているせいもあるけど、現在のシューティングゲームの状況としては、パワーアップよりむしろ他のところで勝負するシステムに変遷してきているんじゃなかろうか。(パワーアップもあるけど、すごくおまけ程度だよね)それが斑鳩だったり、大往生のショットとレーザーの撃ち分けだったりする。
そういう点から見ると、どうしても『時代に追いついてない』という意見になってしまうわけである。
蛇足だがグラディウス系のレーザーは、見た目の派手さや敵をなぎ倒す爽快感では一流の武器だが、何も考えずに雑魚敵を一掃できてしまう威力には昔からなんとなく違和感を覚えていたものである。レーザーのおかげでグラディウスもサラマンダも、すごくゲームが大味になってしまうのだ。個人的な感想かもしれないけどね。
格闘ゲームもそうだったけど、一部のピラミッドの頂点しか存在しないジャンルは廃れていって当たり前。頂点も底辺もあってバランスが取れていないといかんと。だいたいコナミは金の匂いのする方にしか動かない会社だから、むしろ底辺でこれからシューティングに来るであろう底辺の大勢をがっぽり掴むための措置だと思います。
それがあのキャラクターデザイン、ゲームデザインであり。
もし『底辺のユーザーを拾い切れているか』とか『シューティングゲームの趨勢』という視点で論じるのであれば、それはもう『時代に追いついているか』とはまったく別の次元の問題であるので議論としては平行線の可能性が強い。コナミの商売については全然興味もないので。
私も昔は『東亜プランのゲームって一般ユーザーを排除するよな〜』とか思っていた時代があった気もするが、今はむしろ『鬼のようなシューティングをやりたいわずかなゲーマーのために!』というソフトを期待している向きがある。ニッチ産業バンザイなわけだ。
またまた蛇足だが……キャラデザで言うなら吉崎観音の起用はねらい所は理解できるものの微妙に旬を外しているような……まぁ、ゲームの開発は時間かかるから仕方ないか。
id:orz_skyworkerさんの引用より。
アリカの中の人をして
『オトメディウス』がオペレータから見た注目度ナンバー1でOKかと。
つーか、コナミさんが示した
『シューティングを売る』
と言うことはこういう事だ!と思えます。
正直、勉強させてもらいました、と言うのが感想です。と言わしめただけの事はあると思いますよ。
件の文章は、その後に
正直、勉強させてもらいました、と言うのが感想です。
肝心のゲームの方はスコアラの人にはちょっとナニかな?とか
シューティングテイスト的にちょっとナニかな?とか
インターフェイス処理的にナニかな?とか色々不満はありますけど(笑)。
と続いているので、上記の引用は恣意的かと。
色々書いたけど、個人的には別にグラディウス系のゲームシステムを全否定しているわけではなくて、最近買ったPSPのグラディウスやらパロディウスやらで思うように先に進めないフラストレーション辺りが原因かも……と、自己分析して締めくくってみる(苦笑)
久々にトラックバックをいただいたので色々書いてしまいましたが、嬉しかったってことで。
いや、ムキになって言い返しているわけじゃないですよ。ホントに。
またご意見くださいね〜(笑)