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7月の読書まとめ

読書

ちょっと遅くなったけど先月の読書まとめ
2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2214ページ
ナイス数:93ナイス

コンビニ人間コンビニ人間感想
おそらく自閉症スペクトラムを持つコンビニ店員から見た世の中の不思議と、その主人公が生きるために身につけた知恵を描いたお話し。他人からは理解できない主人公ならではの一風変わった世の中の捉え方や、一度覚えた仕事には才能を発揮し、こだわる姿が特徴的に描かれている。そして、普通の人たちが主人公のような特性を持つ人たちの領域にズカズカと土足で上がり込んでくる様子も、実にリアルな表現で語られている。ちょっとコミカルで不思議な話に見えるが、実は我々の身の回りにある発達障害というものを考えさせてくれる作品とも読み取れた。
読了日:7月29日 著者:村田沙耶香
陸王陸王感想
それぞれに事情はあるけれど、誰もが自分の仕事に誇りを持っている熱くて清々しい人たち…そんな面々が、縁あって足袋づくり百年の老舗に集まって新製品を開発する展開は、あまりにベタとも言えるが、素直にわくわくさせられて、しっかり感動させられる。池井戸潤らしいビジネスの駆け引きのあれこれも物語のベースに載せつつ、「走る」というストイックな行為に、やはり真っ直ぐに取り組もうとする登場人物たちの生き様を、最後まで気持ちよく読むことができた。
読了日:7月29日 著者:池井戸潤
老後の資金がありません老後の資金がありません感想
老後の資金のみならず、夫婦の温度差、兄弟や親戚間のいざこざ、本当に身近でリアルな悩みがこれでもかと押し寄せてくるテンポのいい展開に一気に読めてしまう。しかし、軽快な文章の妙と、終盤の意外な展開のユーモラスさもあり、高齢化社会の悲惨さばかりを描いたような重苦しさはない。誰でも不安を持つ老後をテーマにしながらも、しっかりエンターテイメントしているのですよ。
読了日:7月27日 著者:垣谷美雨
ジョコビッチの生まれ変わる食事ジョコビッチの生まれ変わる食事感想
トップアスリートのストイックな食事へのこだわりを垣間見れる1冊。ここに書かれていることは、あくまでもグルテンを原因としてスランプに陥っていたジョコビッチの話であり、一般の人がこの本を読んだことで、自分の食事が画期的に変えられるわけではない。とは言え、ジョコビッチのような人間が食事やトレーニングに対してどんな考えを持ち、それをどのように実践しているか、その凄まじいまでの徹底ぶりは実に興味深い。
読了日:7月22日 著者:ノバク・ジョコビッチ
神様ゲーム (講談社文庫)神様ゲーム (講談社文庫)感想
これはミステリー?ジュブナイル?少年探偵団?いやいや、そのどれでもないまったく新しいタイプの、神の視点を仕掛けとしたあっと驚くギミックが施された小説なのですよ。心して読まねば、終盤のアクロバティックな展開に必ず脚をすくわれるのです。文庫化に際して、ちょっと怖くてかわいいヒグチユウコさんのイラストを表紙に持ってきたのも妙に納得。
読了日:7月21日 著者:麻耶雄嵩
海の見える理髪店海の見える理髪店感想
表題作を含む6篇の短編集。その物語すべてが、近しい人との別れをテーマに書かれている。静かに語られる物語は、どれも大げさでないからこそ、愛する人を失うことの喪失感の大きさを雄弁に物語っているし、少なからず誰もが味わった(必ず味わうであろう)苦い気持ちに共感しながら読むことができるはずだ。直木賞受賞の表題作もじんわりと読めていいが、「遠くから来た手紙」のちょっと不思議な感覚も気に入った。
読了日:7月20日 著者:荻原浩
ロックと共に年をとる (新潮新書)ロックと共に年をとる (新潮新書)感想
この本には、薄味に音楽を聞き、年とともにロックから卒業していく普通の人たちはいない。どこかでロック魂をこじらせ、いい年になっても好きなアーティストのライブへ行き、腕を振り上げて熱くなる大人たちの、今でもわくわくするような音楽体験が記されている。ロックの反骨精神も、無軌道なパフォーマンスも今はないけど、何才になってもあのフレーズを聞いて血沸き肉踊る気持ちに変わりはないのである。
読了日:7月18日 著者:西田浩
人類最強の「糖質制限」論  ケトン体を味方にして痩せる、健康になる (SB新書)人類最強の「糖質制限」論 ケトン体を味方にして痩せる、健康になる (SB新書)
読了日:7月8日 著者:江部康二

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