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Perpetual Flame / Yngwie Malmsteen's Rising Force

そのジャケ写真はあり得ねぇよwwwwwww

日本盤が延期になりまくっているので一足早く輸入盤でゲット。
War to End All Wars、Attack!!、Unleash the Furyとしょうもないアルバムが続いていたのでファンといえども最早期待していなかったのだが、ティム・"リッパー"・ オーウェンズをヴォーカルに迎えた今作は少し聴ける。
叙情的なイントロでアルバムのOPを飾るスピードチューン"Death Dealer"はちょっと展開が単純ながら前2作では聴かれなかったドラマティックなナンバー。やっぱりこういう曲が1曲目に来てくれるのは安心する。
続く"Damnation Game"はイングヴェイらしい中二病全開のタイトルながらこれも典型的なスピード&ドラマティックで嬉しいところ。
"Live to Fight(Another Day)"はヘヴィなリフとティム・オーウェンズのシャウトが微妙に整合性取れていないような曲だが、高速フレーズで無理矢理盛り上げる手法がイングヴェイらしい。
ロディアスでブルージーなところも含みながらスピード感もある"Red Devil"はむしろジョー・リン・ターナーとかマッツ・レヴィン辺りのくどくない声で歌ってもらいたい曲。キャッチーでいいよ。
"Four Horsemen(of the Apoclypse)"はまたもやスピードチューン。今回速い曲が多いな。中間部の北欧っぽいメロディが魅力的。
"Priest of Unholy"はキーボードとギターサウンドの厚みが荘厳な雰囲気を醸し出すミドルテンポの曲。ちょっと安易だな。
"Be careful What You Wish For"はまたまた速い曲。いいなぁ。もう少しフックが欲しいところだが、でも十分キャッチーで聴きやすい。ギターソロのクラシカルなフレーズが荒れているのは残念(他の曲もそうなんだけどね)
"Caprrici Di Diablo"はクラシカルなフレーズをふんだんに散りばめたスピーディなインストナンバー。"Disciples of Hell"似のフレーズに苦笑させられるが、これも音の一粒一粒が昔からは考えられないほど荒れていて寂しい。
続く"Lament"は一転スローテンポのインストナンバー。インストが2曲続く曲順はどうなの?しかもさっきの曲と似たようなフレーズが……はは……
"Magic City"……出ました。イングヴェイ自身のヴォーカル。もう笑うしかない。てか、やめなさいよ(笑)
"Eleventh Hour"は"Pyraid of Cheops"以来恒例となったかのようなヘヴィナンバー。これもやめてほしいよね。
ラストの"Heavy Heart"はバラード的なインストでなかなか劇的ではあるが、そもそも曲自体がマンネリ。悪くないけどもう一歩だ。

一気に感想書いてみたけど、こうして聴いてみると後半ダレてるな。
そしてもうずっと言われていることだが、録音の音が悪い!特にギタープレイが雑になりつつ音の分離が悪いので(以前と比べて)すごく下手に聞こえる。そこが最大の課題だと思うよ。
ついでに言うと、ティム・"リッパー"・オーウェンズの声は悪くないけどイマイチ合ってないな~。イングヴェイの曲がコテコテだから、ヴォーカルはもっとブルージーな声の人を入れた方が曲が洗練されていいと思うんだけどね。

まあ、そんなわけだが一番あり得ないのはライナー一面に印刷されたピンナップ。
これ、誰が得するんだよ(苦笑)

今裏ジャケの曲順と、歌詞カード見比べていて気づいた。
曲順が全然違う上に、歌詞カードには収録されていない曲"Tied of Desire"って曲が載ってる!
なんだこれ?
しかも裏ジャケの"Eleventh Hour"が"Leventh Hour"でスペルミスwwwwいい加減すぎるwwww