殺伐としているはずのストーリーなのだが、主人公の少女が『自分では鋭いようなつもりでいて実は天然』って辺りがなごむ。話の展開はかなりトンデモでリアリティのない部分も感じられるけど、殺人をテーマに据えながらどこか長閑な雰囲気が楽しい。終盤の駆け足気味な展開と、あまり練り込んでいない仕掛けは残念。
これはライトノベルの範疇でいいよな。
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 文庫
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