- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2005/03/11
- メディア: DVD
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まぁ、それはこの映画の本質ではないのだが(とは言えインパクトの強い要素ではある)2人の男がどことも知れぬ部屋に鎖でつながれているシーンから始まるストーリーはなかなか新鮮で興味を引く。その後の不気味で『謎解きをしてやろう』と思わせるエピソードの積み重ねもうまくて自然と物語に引き込まれる。
ネタバレになるのでこれ以上細かい部分には触れないが、猟奇的な殺人や驚きのどんでん返しがどうしてもデヴィッド・フィンチャー監督の『セブン』を思わせる。いや、『セブン』ほどには予算がかかってないし、限られた空間の中での話なのでどうしてもアクティブさに欠けてオタク臭さを感じさせてしまうのだが。
それでも低予算の枠の中でギミックを駆使して見る者を驚かせようという試みは成功しているのではないだろうか。おもしろかったよ、うん。