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LIVE SENTENCE / ALCATRAZZ / 1984 USA

ライヴ・センテンス

ライヴ・センテンス

1984年、中野サンプラザで行われたALCATRAZZの初来日ライヴ。パワフルな"Too Young To Die, Too Drunk To Live"で始まり、"Hiroshima Mon Amour"へと一気になだれ込む構成は見事。これぞライヴといった展開を見せてくれる。しかしタイトで堅実な演奏陣に対してグラハム・ボネットの歌唱は極めて不安定。グラハムのライヴでのダメっぷりは改めて言及することではないがちょっと酷すぎる。逆にイングヴェイ・マルムスティーンのギターは1曲目から全開。この頃のプレイはアルバム通りという感じで手癖に頼らない練り込まれたソロに適度なアドリブを織り込んだフレーズが聴けるのは嬉しい。
"Since You've Been Gone"や"All Night Long"といったRAINBOWナンバーのイングヴェイ流アレンジはファンとしては純粋に楽しめるが、"Night Games"まで歌っているグラハムはちょっとお茶目。惜しむらくは"Jet To Jet"が入ってないことか。

Graham Bonnet(vo)
Yngwie Malmsteen(g)
Gary Shea(b)
Jan Uvena(dr)
Jimmy Waldo(key)